ボーナスショック～社員の耐性があるのもどうかと思う

皆様、2021年の夏のボーナスはどうでしたか？コロナ不況の影響を受けた業種は「ボーナスなんてない！」って言われそうですが。私の会社は半導体製造なので半導体不足が叫ばれ、今年に入ってから連日の残業、昨年のリストラの影響で社員が減った分、派遣社員が入ったもののどの部署でも人手不足が解消されていない状況は変わらないまま、とにかくMAX生産が続いている状況です。

夏のボーナスは久しぶりにいいかな？！と憶測が社員の中では飛んでいましたが、ボーナス支給日前日になっても労働組合からの発表もなく、どうしたんだろう？と心配していたところ、支給日前日午後に発表された社長メッセージは怒りを通りこして呆れる内容でした。結果は、史上最低の支給額。

会社は社員のモチベーション下げて何がしたいのか？意味わからない。もともとボーナスがそんなに高くない会社だったので、今回の史上最低の支給額提示で社員から削減できた金額は1億円ほど。うちの会社は数百億の売り上げじゃなかったかな！？外資でアメリカから理不尽な要求を突き付けられたとしたら、正直に言えばいいのに納得できる説明はないので、様々な憶測が飛んでいます。

しかし、怒り狂う人などいなく、淡々と仕事を続ける社員たち。長年の不況の経験から生活資金としてボーナスを期待していないため、「あっ、そうですか」って感じで通り過ぎて行った。翌日には、業務の進みが悪いと「ボーナスショックで～す！」と冗談を言い合っていました。

怒らないのは日々の業務をこなす上では必要ですし、このセルフコントロールができるからこそ、この会社に居続けられるわけですが、無能な上層部を生き残らせる結果にしかならにような気がしてなりません。

会社はアメリカ本社はこの社員たちをどう見ているのでしょうか？嫌がらせをしたつもりでいたら、全く気にしていない人々。日本人もいい加減に性善説で会社と付き合うのは止めるべきときがきているのではないでしょうか？自分のことしか考えず、金儲けもせず、会社も世の中も面白くなく不幸にしようとする人間が存在すること、そしてその人間と闘わなければならないことを知るべきですね。