女性差別ってこんな感じ~氷姉(ひょうねぇ)編

ひょうねえの大好きなカレーのトッピングはエビフライ 未分類

女性が会社で「女性差別だ」というと周りの男性からどんな反応されますか?

「ない!」って強い口調で即否定されませんか?パワーで押さえつける感じ。そもそも差別があるかないかは、女性が判断するものなのに、男性が「ない!」と断定すること自体、あるってことような気がします。

本日は、氷河期ねえちゃんこと「ひょうねえ」(って呼んでね)が、20数年間の会社勤めであった女性差別の状況って「こんな感じ」を書きますね。これから社会にでるお嬢様方、絶望しないでね。

■採用状況

ひょうねぇは、就職氷河期の1998年4月に会社に入社しました。地方の国立大学の工学部卒のエンジニア採用です。この時期、男女雇用機会均等法が採用差別禁止された年(1997年)だったので、採用枠は各会社に必ずあり、もともと人数の少ないリケジョには、就職難の時期でも多少有利な就職活動でした。

■社内教育研修状況

大手電機メーカーの地方子会社入社でした。慣例としてエンジニアは若い時期に本社の技術部門に2~3年研修に行く習わしがありました。私は、「いきますよ!」って宣言していましたが、ついに、行くことはなく、女性の先輩後輩もいかず、あとで知ったことですが、他の子会社からも女性は誰一人、本社研修には参加していませんでした。現在はリストラがあり、別会社になったので終了!

■仕事では

具体的な仕事内容は書けないので、例えば「100Mを走る」って仕事があったとしましょう。本来はないけどね。

・スタートライン

 なぜか同期の男性数人が、5mぐらい先からスタートしようとしています。なぜ、そこにいるの?って聞くと「先輩がとか上司がここからスタートしていいっていった」っていうんです。つまり、有利な情報を手に入れてたり、はじめから成果がでるような仕事を与えられたりしているんです。女性の私に回ってくるのは、めんどうで成果の大して上がらない仕事、担当がいなくなったとかいうおこぼれ仕事です。

・スタート~一生懸命走る!

それでも一生懸命走ります。そうすると前を走っている同期が、パワーアップアイテムをいっぱい持っていて、たまに、いらないとか言って捨てるアイテムを拾います。

・ゴール

前を走っている同期より遅れてゴールすると、「男と女は違うね!」「俺はできる!」って言ってくる。5m前からスタートしてるのに。

女性もがんばって、同時にゴールすると「なんかおかしい、ずるしただろう」って同時では認めてもらえない。

前を走っていた同期が捨てたパワーアップアイテムを拾った女性が圧倒的差(10mぐらい差)をつけて先にゴールした場合のみ「しょうがねぇな、今回は認めてやるよ!」ってな感じになります。

■結婚、妊娠、出産の時期

こんな競争が何十本も行われた数年後、女性は結婚し妊娠出産時期になります。出産を終えて、競争のスタートラインに立とうとすると、「いいから、こっち来て」ていわれ、スタートラインに立たせてもらえなくなります。「立ちたいです!」っていっても、「いいからいいから」とちゃんとした理由も言われず、外されます。女性たちは、失望し、でも生活があるので既得権益を守ることに専念するようになります。

■結婚、妊娠、出産、子育てをしていない場合

ひょうねぇは、結婚はしてますが、子供がいないので、競争のスタートラインには立ち続けました。それなりの評価はされても、昇進はしない。40歳過ぎたところで、「こっちきて!」っていわれ行ってみるとそこには、出産し子育て奮闘中の女性のみなさまがいました。「なんでここ?」って聞くと、「女性同士の差別はいけないから。」って、はっきりはいわないものの、女性はみんな一緒の扱いを受け始めました。それぞれキャリアも違うのにおかしくないですか?

■現在

女性は、学歴、経歴なんて関係ない。大卒だろうが院卒だろうが高卒といっしょの扱い(給料は若干違いますが)。それでも、人間関係とか福利厚生がいいから、まだ会社にしがみついている。

たびたび、会社に復讐したいと思っている。

なんで転職しないか?いろんな取引先みましたが女性活躍している会社がないからです。転職した女性で理想のキャリアを築いている人がいないからです。

将来(数年後)、均等法訴訟を起こしたいと考えている。というわけです。

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